高校ダンス部選手権

コロナ禍で始まった高校生活 ダンスと仲間に感謝 ビッグクラス決勝

優勝が決まり涙を流す大阪府立久米田高等学校(大阪)の選手ら=17日午後、東京都江東区の東京ガーデンシアター(松井英幸撮影)
優勝が決まり涙を流す大阪府立久米田高等学校(大阪)の選手ら=17日午後、東京都江東区の東京ガーデンシアター(松井英幸撮影)

東京ガーデンシアター(東京都江東区)で17日に開催された「第15回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)」(産経新聞社、ストリートダンス協会など主催、エースコック特別協賛)の全国大会ビッグクラス。久米田(大阪)が初優勝に輝いた。過去最多の305校がエントリーし、51校が全国大会に進出。節目の大会にふさわしいハイレベルなパフォーマンスを競い合った。

今年の高校3年生は入学時の令和2年4月に新型コロナウイルスの感染が拡大し、学校が臨時休校になるなど、高校生活はコロナ禍とともにあった。練習ができなくなったり、大会やイベントがなくなったりするなど、ダンス部の活動にも大きな制限があった。

4位の千葉敬愛(千葉)は昨年、地区大会で優勝し全国大会への切符を手にしたが、直前に新型コロナの影響で出場を辞退。本来は今年の8月で引退するはずだった3年生が「このままでは終われない」と今大会に挑戦した。

部長で3年の両角玲音(もろずみれお)さん(17)は当たり前にダンスができるありがたさを感じたといい、「3年間、ダンス部の仲間とダンスができて幸せでした」と感無量の表情で話した。

審査員特別賞の光ケ丘女(愛知)は「光族」というテーマで応援団をイメージし、エネルギッシュで沸き上がるような強さを表現した。副部長の3年、小野未来さん(17)はダンス部に入るために同校に入学したが、休校となり、入部も遅れた。練習ができない期間や作品を高めていくための声出しなどもできない中で、部員同士の関係性を大事にするよう心掛けたという。小野さんは「全ての人への感謝と応援の気持ちを込めて、踊り切りました」と笑顔で話した。

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