独、脱原発延期と米紙報道 政府は否定

ロシアからドイツに天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」(ロイター)
ロシアからドイツに天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」(ロイター)

米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は16日、ドイツ政府がエネルギー不足に備え、2022年末の完了を予定する脱原発を延期する方針だと報じた。複数の政府関係者の話として伝えた。ドイツ政府は「報道は正確ではなく、事実無根だ」とする声明を発表した。

同紙によると、政府関係者は「稼働を延長しても安全上の懸念はない」と話した。正式決定は数週間後の可能性がある。

ドイツは11年の東京電力福島第1原発事故を受けて脱原発を決定した。段階的に廃炉を進め、残る3基が今年末に停止する予定だが、ロシア産天然ガスの大幅削減などでエネルギー不足への不安が高まり、脱原発の延期が議論されていた。

政府は原発の安全性や電力供給の安定性を精査する「ストレステスト」の実施を決め、近く出る結果を受けて延長の是非を検討するとしている。(共同)

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