対ロシア人ビザ大幅削減 フィンランド「欧州旅行妥当ではない」

ロシアとフィンランドの国境地帯付近にある道路標識=7月(タス=共同)
ロシアとフィンランドの国境地帯付近にある道路標識=7月(タス=共同)

フィンランド政府は16日、隣国ロシアの国民からのビザ申請の受付件数を9月から大幅に減らすと発表した。観光客らがフィンランド経由で欧州各地に渡航する例の増加を受け、マリン首相が「侵略戦争しているロシアから欧州に旅行できるのは妥当ではない」と懸念を示していた。

欧州連合(EU)はウクライナ侵攻への制裁の一環として、ロシアの航空機に対して領空を閉鎖している。だが、フィンランドとロシアとの間で最近、新型コロナウイルス対策の出入国規制が解除されたことで、ロシアから陸路での入国は可能となっていた。

フィンランドは1日当たりの受付件数を現在の約1千件から半減させた上、観光客分は100件に絞り込むとした。

フィンランドはエストニアなどとともにEUレベルでの観光ビザの発行停止を主張している。一方で、ロイター通信によるとドイツのショルツ首相はプーチン政権に反対する人々が国外に逃げられるようにするべきだと訴え、ビザ発行停止に否定的な見解を示している。(共同)

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