国学院栃木のデータ班、「分析生きた」チームに貢献

応援席からチームに声援を送る石川陽理さん(後列左)と江部蓮人さん(前列右)=16日、甲子園球場
応援席からチームに声援を送る石川陽理さん(後列左)と江部蓮人さん(前列右)=16日、甲子園球場

第104回全国高校野球選手権大会第11日の16日、37年ぶり2度目の出場となる国学院栃木(栃木)の応援席には、〝黒子部隊〟の2人の姿があった。

ともに3年生野球部員の江部(えべ)蓮人さん(17)と石川陽理(はるみち)さん(17)。相手投手陣の投球傾向や打線の特徴を分析する8人のデータ班の一員として、チームに貢献した。

九州学院(熊本)戦に向けて、相手の甲子園初戦など4試合の映像を繰り返し視聴し、ミーティングを通じてナインに伝えてきた。相手の特徴を詳しく知るため交流サイト(SNS)のインスタグラムも活用。九州学院と対戦経験のある球児から情報を収集した。

石川さんは「映像では分からない相手投手のボールの切れや雰囲気について聞くことができた」と話す。

江部さんは6月、ベンチ入りメンバーが外れたが、「後悔したくない」と自らデータ班入りを志願。投手としての経験をデータ分析に生かしてきた。

この日は応援席からナインを鼓舞し続けた。チームは敗れたが、投手陣は中盤まで強打の相手打線を最少失点に抑えた。江部さんは「分析が生きたと思う」と話し、拍手で仲間の健闘をたたえた。(長橋和之、写真も)

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