独、年6万円超の負担増に ロシア産ガスの不足で

ロシア産天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」の施設=3月、ドイツ・ルブミン(ロイター=共同)
ロシア産天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」の施設=3月、ドイツ・ルブミン(ロイター=共同)

ロシア産天然ガスの不足による価格高騰に伴い、ドイツでガス料金に上乗せして徴収する賦課金の基準額が15日発表された。欧州メディアによると、平均的な4人家族世帯で年間480ユーロ(約6万5千円)程度の負担増となる。

ガス事業者の団体が同日、賦課金を1キロワット時あたり約0・024ユーロに設定したと発表。調達コストの上昇で経営が悪化したエネルギー企業を救済するため、政府が今年10月から2024年4月までの導入を決めていた。

ハーベック経済・気候保護相は記者会見で、徴収によって「ガス供給の安定性を確保する」と強調。一方で消費者の負担軽減のため、政府は欧州連合(EU)に賦課金に対する付加価値税(VAT)の免除を求めた。ドイツでは、海底パイプライン「ノルドストリーム」経由のロシア産ガスの輸送量が供給能力の約2割にとどまっている。ドイツ政府は「ガスを武器にしている」とロシアを強く非難している。(共同)

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