〝メガホン応援〟割れるまで 二松学舎大付

勝利を祈って力強くメガホンをたたく二松学舎大付野球部の小形さん(左から2人目)と部員たち=16日午後5時すぎ、甲子園球場(坂本隆浩撮影)
勝利を祈って力強くメガホンをたたく二松学舎大付野球部の小形さん(左から2人目)と部員たち=16日午後5時すぎ、甲子園球場(坂本隆浩撮影)

16日、強打の大阪桐蔭(大阪)に挑んだ二松学舎大付(東東京)。

「強くたたいて出る音が僕たちの声援なんです」。ベンチ入りがかなわなかった同じ野球部員約40人とともに、一塁側アルプススタンドで試合の行方を見守った3年の小形琉玖(りゅうく)さん(17)は、両手に持ったメガホンを差し出しながら、そう話した。

新型コロナウイルス禍で声を出しての応援はできない今大会。応援団はスクールカラーの緑色に統一されたメガホンを一糸乱れずに打ち鳴らした。4点差で迎えた九回、最後のチャンスを信じてたたく〝メガホン声援〟は一層強くなり、いくつかは割れたり、一部が欠けたりするほど。

敗れたナインは、スタンドに向かって一礼。迎えた小形さんは「二松学舎らしい戦いを見せてくれた。この場所に連れてきてくれてありがとうと言いたい」と、すがすがしい笑顔で話した。(坂本隆浩)

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