日野自、経団連に報告せず 不正調査、平成29年要請時

日野自動車本社=東京都日野市(黄金崎元撮影)
日野自動車本社=東京都日野市(黄金崎元撮影)

少なくとも約20年前から行われていた日野自動車のエンジンの性能試験に関するデータ改ざん問題で、経団連が平成29年に調査を要請した際、日野自動車が不正を報告していなかったことが15日、分かった。経団連は自主調査を会員企業に要請し、不適切な事案があれば報告するよう求めていた。

29年は神戸製鋼所や三菱マテリアルが検査不正を公表。不適切な事案が相次いだことを受け、経団連は会員企業などに法令違反などが確認されれば速やかに公表し、関係省庁と経団連に報告するよう要請していた。日野自は「当時は会社として不正を確認できず、報告できなかった」とコメントした。

日野自は28年の排出ガス・燃費試験の測定データに関する国土交通省の調査に、不適切事案はないとする虚偽報告を行っていたことが明らかになっている。

会員限定記事会員サービス詳細