77回目の終戦の日 靖国神社では早朝から鎮魂の祈り 若い参拝者の姿も

終戦の日を迎え、靖国神社を訪れる参拝者=15日午前、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
終戦の日を迎え、靖国神社を訪れる参拝者=15日午前、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)

77回目の終戦の日を迎えた15日、東京・九段の靖国神社には、先の大戦で亡くなった戦没者を慰めようと、早朝から拝殿前に長い行列が続いた。今年は、新型コロナウイルス感染拡大以降、3年ぶりに行動制限のない夏とあって、暑い日差しが照り付ける中でも大勢の参拝者が訪れていた。

「命をかけて戦ってくれてありがとうございました、と伝えました」。千葉県匝瑳(そうさ)市の会社員、佐藤晶代さん(42)は曽祖父の親族が戦死し、靖国神社に祭られているといい、中学2年の娘、結さん(14)と参拝に訪れ、静かに手を合わせた。

仏パリから帰国したという自営業の森山修さん(62)は3年ぶりに家族とともに参拝に訪れ、「今、このような生活ができているのも、日本を守ってくださった人がいたからこそです」と感謝の気持ちを伝えたという。

神奈川県相模原市の無職、白石博昭さん(71)はロシアのウクライナ侵攻や中国の軍拡などに危機感を募らせる。「命をかけて戦った英霊の皆さんに日本の安全と繁栄をお願いした」と話した。

境内には若い参拝者の姿も散見された。定期的に参拝しているという千葉県市原市の無職、斎藤公彦さん(78)は「数年前と比べても、若い人が来てくれるようになった」と話した。

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