露司令部、へルソンから撤退 ウクライナ当局者

ウクライナ南部ヘルソン州で、ドニエプル川を渡る台船を警備する兵士。奥はウクライナ軍の攻撃で損傷して修理中のアントノフ大橋=3日(タス=共同)
ウクライナ南部ヘルソン州で、ドニエプル川を渡る台船を警備する兵士。奥はウクライナ軍の攻撃で損傷して修理中のアントノフ大橋=3日(タス=共同)

ロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナ軍が奪還作戦を展開する南部へルソン州の当局者は14日、地元テレビで、露軍司令部の大部分がへルソンから撤退したとし、ウクライナ軍の反撃の成果だと主張した。一方で、露軍部隊や露国境警備隊、露連邦保安局(FSB)などの現場要員の多数はなおへルソンに残っているとも述べた。ウクライナメディアが伝えた。

ロシア側はへルソン州で、住民への露国籍付与や自国通貨ルーブルの流通などの同化政策を進め、最終的に「住民投票」を実施してロシアへの編入を企図しているとされる。これに対し、ウクライナ側は米国製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」などで露軍の弾薬庫や輸送ルートの橋などを破壊して兵站の妨害を続けており、露編入を阻止する構えだ。

一方、露軍が占拠したザポロジエ原発がある南部エネルゴダール市の市長は14日、露軍が同日、原発付近を砲撃し、原発職員1人が死亡したと明らかにした。

同原発を巡っては今月に入り攻防が激化。国際社会は事故を防ぐため周辺での戦闘停止を求めている。ロシアとウクライナは双方が相手の攻撃だと非難している。

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