石井慧がボクシングデビュー、ヘビー級で判定勝ち 北京五輪柔道金メダリスト

プロボクシングデビューし、高山秀峰(右)と戦う石井慧=エディオンアリーナ大阪(©3150FIGHT)
プロボクシングデビューし、高山秀峰(右)と戦う石井慧=エディオンアリーナ大阪(©3150FIGHT)

2008年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧が14日、大阪市のエディオンアリーナ大阪でプロボクサーとしてデビューし、ヘビー級4回戦で高山秀峰(スパイダー根本)を2―0の判定で下した。「一回はやってみたかった」という新たな挑戦に「楽しかった」と息を弾ませた。

左構えから、体重で相手を9・5キロ上回る体格を生かしてコーナーに追い詰め、重い左フックなどで攻め込んだ。ただ、ダウンは奪えず「餅は餅屋。想像と違って難しい部分があった。絶対に世界チャンピオンにはなれない」と率直に語った。

石井は北京五輪後に総合格闘技に転向。18年にクロアチア国籍を得ており、同国でプロボクシングのライセンスを取得した。今後もボクサーとしての活動は続ける意向で「海外では絶対にやりたい」と述べた。

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