清原らに次ぐ快挙 二松学舎大付の片井が聖地弾

【二松学舎大付―社】三回、左中間に本塁打を放つ二松学舎大付の片井=8月14日、甲子園(岩崎叶汰撮影)
【二松学舎大付―社】三回、左中間に本塁打を放つ二松学舎大付の片井=8月14日、甲子園(岩崎叶汰撮影)

快音を残した打球がぐんぐん伸び、左中間席へ飛び込んだ。14日行われた全国高校野球選手権大会第9日の第2試合。二松学舎大付(東東京)は社(兵庫)を相手に三回に3点を先行し、さらに片井がソロ本塁打。1年生で4番に座る背番号15は「本当にうれしい。今までで一番いい感触だった」。右手で勇ましくガッツポーズをしながら、ダイヤモンドを一周した。

東東京大会の途中から、主将の小林に代わって4番に抜擢された。甲子園では1回戦は無安打で、この日の第1打席も先制機に三ゴロ併殺。力んで引っ張る打席が多くなっていた。三回の打席の前に、市原監督から「持ち味の柔らかいバッティングを思い出せ」と言われ、手首の力を抜いてスイング。175センチ、97キロの恵まれた体格から豪快な一発が生まれた。

1年生4番の甲子園アーチは、1983年の清原和博(PL学園)、2010年の萩原英之(九州学院)に次いで3人目。市原監督は二松学舎大付OBで米大リーグ・カブスの鈴木誠也を引き合いに出しながら、「誠也は1年生でここまでの活躍はできなかったので、実戦向きな選手なのかな」と目を細めた。

片井は五回にも中越えに適時二塁打。終わってみれば7-5と終盤は社の猛反撃に遭っただけに、五回までに奪った7点リードが大きかった。チーム初めての夏2勝。1年生の4番が核になり、打線は厚みを増した。(丸山和郎)

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