G大阪、ゴール欠乏6試合勝ちなし…指揮官「背水の陣で」

清水に敗れ、肩を落とすG大阪イレブン=パナスタ
清水に敗れ、肩を落とすG大阪イレブン=パナスタ

試合前の時点で清水は15位、G大阪はJ2降格圏の17位。勝ち点差は2。「6ポイントマッチ。残留争いをする上で、負けてはいけないゲーム」(片野坂監督)で、G大阪は0-2で敗れた。14日にパナソニックスタジアム吹田で行われた清水戦。これで6試合未勝利となり、指揮官は「清水戦の重要性は分かっている中で、非常に悔しい結果となり、申し訳ない」とうなだれた。

準備は万端のはずだった。6日に敵地で予定されていた福岡戦が相手の新型コロナウイルス感染拡大により中止となり、7月30日の京都戦から2週間、トレーニングを積むことができたからだ。その間に新戦力のファンアラーノも加入。万全の清水対策を講じて試合に臨んだはずだった。

しかし、好機はつくれど、得点が奪えない。先発した石毛、坂本、食野の前線3人が流動的に動いて相手DFを撹乱(かくらん)し、守備的MFの奥野とダワンも鋭い動きでこぼれ球を回収。立ち上がりから押し込んで攻勢を強めたが、シュートミスや詰めの甘さが出て相手ゴールをこじ開けられなかった。

すると後半28分、素早くボールをつながれて失点。倉田やウェリントンシウバを投入して反攻を目指したが、同41分にも不用意なパスをチアゴサンタナに奪われ、カウンターで決定的な2点目を失った。これでこの6試合は3得点11失点。指揮官は「0-2で負けるような試合ではなかった」と強がったが、得点力不足は深刻だ。

今季の残留争いは勝ち点6差に8チームがひしめく、史上まれにみる混戦となっている。コロナ禍の影響で消化試合数も異なり、単純に比較することはできないが、17位のG大阪が劣勢なのは間違いない。残り10試合。「下を向いていても始まらない。選手に前を向かせ、背水の陣で戦っていくしかない」と指揮官。石毛は「目の前の試合をしっかりと勝ちにつなげ、積み上げていくしかない」と強調した。(北川信行)

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