ヤクルト村上弟も長打2本 九州学院、先発全員が複数安打の猛攻

【九州学院-帝京五】八回、左越え二塁打を放つ九州学院の村上慶=8月13日、甲子園(林俊志撮影)
【九州学院-帝京五】八回、左越え二塁打を放つ九州学院の村上慶=8月13日、甲子園(林俊志撮影)

先発全員が複数安打の19安打と打ちまくった。13日に行われた全国高校野球選手権大会第8日の第2試合。九州学院(熊本)は14点を奪う猛攻で帝京五(愛媛)に大勝した。大会前に新型コロナウイルスの集団感染があった中、「熊本大会から続けてきた〝つなぐ野球〟ができた」と平井監督。チームの特徴を見失うことなく、持てる力を発揮した。

一回に1点を先制されたが、直後に打者一巡の攻撃で5得点。中盤以降も小刻みに得点を重ねた。2安打1四球で勝利に貢献した1番の大城戸は「甲子園で野球ができることに感謝しながら、思い切り楽しめた」と力を込めた。

集団感染で出場も危ぶまれた中、高野連の配慮で第8日に初戦が組まれた。開幕後は地元で待機していたが、主力への影響が少なかったこともあり、各自がしっかり打撃練習。指揮官は「調整期間を使って、選手が仕上げてくれた」。それも甲子園という大きな目標があったからだ。

4番の村上慶はプロ野球ヤクルトで活躍する兄の宗隆から「最高の舞台だから思い切り楽しんでこいよ」と前日に激励を受けたという。六回に右翼線に落ちる三塁打を放って4点を追加する足掛かりをつくり、八回には逆方向の左翼後方への二塁打。兄譲りの長打力をみせた。

兄が高校1年だった2015年以来の出場で、初戦を突破。村上慶は「チームとしてもいい状態。自分たちのバッティングを続けていきたい」。もう不安はない。前を向いて戦っていくだけだ。(丸山和郎)

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