市船橋、応援席で双子の母「思い切り楽しんで」

市船橋の応援席で森本哲星の投球を見守る、母の寿道子さん(中央)=13日午後、甲子園球場(深津響撮影)
市船橋の応援席で森本哲星の投球を見守る、母の寿道子さん(中央)=13日午後、甲子園球場(深津響撮影)

第104回全国高校野球選手権大会第8日の13日、千葉県代表の市船橋は敦賀気比(福井)に惜敗した。約3000人が詰めかけた市船橋の応援席では、双子の兄弟、森本哲太、哲星(いずれも3年)の母、寿道子(すみこ)さん(54)が試合を見守った。兄の哲太は野手で先発し、弟の哲星は五回から登板した。

兄弟の祖父から「哲」の字をもらい「『太』陽と『星』、対照的だけどどちらも光るように」と願いを込めて名付けた。その名の通り千葉大会ではそれぞれが活躍し勝ち抜いた。

寿道子さんによると「兄はしっかり者、弟はまかせっきり」という性格。小さいころからけんかばかりしていた二人だが、野球ではライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきたという。「哲太は弟が登板すると負けないように打席で張り切る」とも。

寿道子さんは、甲子園で躍動する二人を「初めてかっこいいと思った。思い切り楽しんでくれたら何も言うことはない」と祈りながら見つめた。(深津響)

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