市船橋、応援曲「市船soul」後押しも及ばず

9回、2点適時二塁打を放つ市船橋・森本哲太=甲子園球場(渡辺大樹撮影)
9回、2点適時二塁打を放つ市船橋・森本哲太=甲子園球場(渡辺大樹撮影)

第104回全国高校野球選手権大会第8日の13日、15年ぶり6度目の出場となった千葉県代表の市船橋は第4試合で敦賀気比(福井)と対戦。四回まで3-1とリードしたが、五回に3点を奪われて逆転を許し、終盤にも手痛い追加点を奪われた。5点を追う九回、打線は粘りを見せて3点を返すが、6-8で敗退。8強入りした平成9年の79回大会以来、25年ぶりの3回戦進出はならなかった。

5点を追う九回の攻撃でも、市船橋ナインはあきらめなかった。

三塁側アルプススタンドから吹奏楽部が奏でる応援曲「市船soul」に球場の一般客も加わった大きな手拍子に後押しされるように反撃を開始。無死二、三塁から森本哲太が右中間を破る適時二塁打で2点を返す。1死二、三塁で谷藤は中犠飛でさらに1点を返し、2点差まで迫った。

だが、続く田中が右飛に倒れ、市船橋の夏は終わった。「選手が集中力を切らさず、粘り強さをみせてあの形となった」と海上雄大監督はナインをたたえた。

五回から救援し、敦賀気比に逆転を許したエースの森本哲星は「自分を研究され、相手が狙っていたボールを投げてしまった」と唇をかむ。ともに甲子園でプレーした双子の兄、哲太に対しては「『お疲れ!』と声を掛けたい」とした。

海上監督は高校野球を終える3年生に「コロナ禍で大変な中に入学し、いろいろな経験をしたが、最後に甲子園という目標を達成した強い子たち」と賛辞を贈った。(三浦馨)

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