戦艦「大和」主砲指揮所に地獄を見た(9)砲術長の独断2022/8/12 10:00有料プラン記事月刊「丸」あの戦争から今へみんなの反応戦艦(手前)の上空を飛ぶ九七式艦上攻撃機(昭和53年8月号収載。筆者は戦艦「大和」前部射撃指揮所員)最初の編隊が「大和」に襲いかかり、それぞれ爆弾、魚雷を投下して飛び去ると、すぐつぎの一団が襲いかかってくる。息つくひまもないとはこういうことをいうのであろう。しかも、一団の編成はいずれも百機内外の数であるが、それは私たちには無数に感じられた。それにしても、彼らはじつに勇敢に突入してくる。すて身の急降下爆撃は日本のお家芸と思っていたら大まちがいで、私たちの考えていた米国人にあらず、思い切りわれをめざしてとび込んでくるのだ。反応