戦艦「大和」主砲指揮所に地獄を見た(10)巨鯨と化す2022/8/12 16:00有料プラン記事月刊「丸」あの戦争から今へみんなの反応後檣付近に命中弾をうけ、火災を発生した戦艦「大和」(昭和53年8月号収載。筆者は戦艦「大和」前部射撃指揮所員)絶えることなく襲いかかり、無数の爆弾、魚雷をうち込み、たくみに逃避する米軍機--。そのたびに、「大和」にも魚雷数本、爆弾数十発が命中し、さしもの「大和」もじょじょに傾いていった。しかも敵が命中弾をおくりこんでくるのは、ほとんど左舷ばかりであった。たえきれなくなった「大和」は左へ、左舷へと傾斜をましていった。「注水急げ! 傾斜復旧を急げ!」反応