浜田防衛相、反撃能力念頭に「もっと踏み込むべき」

記者会見する浜田靖一防衛相=10日午後9時、防衛省
記者会見する浜田靖一防衛相=10日午後9時、防衛省

浜田靖一防衛相は10日の就任記者会見で、政府が検討する防衛費の増額について、「現下の安全保障環境に対応できるように必要な事業を積み上げ、防衛力を5年以内に抜本的に強化していく」との考えを示した。

浜田氏は平成20~21年にも麻生太郎政権で防衛相に就任し、今回再任となる。前回との違いについて、浜田氏は「今とは全く違った時代で、今回はかなり厳しい環境の中で大変緊張感を持って職に就かせていただいた」と述べた。

その上で、相手に日本への攻撃を躊躇(ちゅうちょ)させる「反撃能力」の保有による抑止力強化を念頭に、「『存在する自衛隊』から『行動する自衛隊』(へ変化した)と言われて久しいが、まさに地域の安定性を考えた時、やはりもっと踏み込んで考えなければいけない」とも語った。

また、中国が4日に台湾周辺海域で行った軍事演習で、弾道ミサイル5発を日本の排他的経済水域(EEZ)内へ着弾させたことに関し、これまで南西諸島への部隊配置を強化してきたことを指摘。その上で「南西諸島における防衛体制を目に見える形で強化していきたい」とも強調した。

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