穀物輸出「出だし順調」 国連調整官、増加見通し

穀物の輸出再開第1便として、ウクライナ南部オデッサ港から出港した貨物船「ラゾニ」=1日(AP=共同)
穀物の輸出再開第1便として、ウクライナ南部オデッサ港から出港した貨物船「ラゾニ」=1日(AP=共同)

ウクライナからの穀物輸出再開で、貨物船の航行を監視する「合同調整センター」に派遣された国連のケニー臨時調整官が10日、オンラインで記者会見した。ロシアとウクライナ双方とも協力的で「出だしは非常に順調だ」と語り、輸出量はさらに増えるとの見通しを示した。

ロシアとウクライナ、国連、トルコによる輸出再開の合意に基づき、1日の第1便を含めて10日までに計約37万トンを積んだ12隻がウクライナ南部から出港した。

合同調整センターは8日、海運業界向けにウクライナ出入港ルートなどを記した手引書を公表。安全に航行できる「回廊」に加え、貨物船の10カイリ(約19キロ)以内には軍艦や航空機を近づかせないと説明した。

ケニー氏はこれまでに貨物船の検査で問題は見つかっておらず「手引書を配布してから問い合わせが増えた」と述べ、輸出への関心が高まっていると指摘した。(共同)

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