ペロシ下院議長「常態化させない」と中国非難、訪台後初会見

米ワシントンの連邦議会議事堂での式典で演説するペロシ下院議長=9日(ゲッティ=共同)
米ワシントンの連邦議会議事堂での式典で演説するペロシ下院議長=9日(ゲッティ=共同)

【ワシントン=渡辺浩生】ペロシ米下院議長は10日記者会見し、中国の反発を招いた自らの台湾訪問の目的について、「台湾の繁栄する民主主義を称賛するためだ」と述べ、訪台以降、中国が台湾周辺で軍事演習を実施し圧力を強めていることについて「ある種の新常態を作り出そうとしている。そのようなことは起こさせてはならない」と述べ、中国が台湾の現状変更を試みようとしている現状を非難した。

事前に明らかになった訪台計画についてバイデン大統領が「軍は良い考えと思っていない」と否定的な見解を示して波紋を呼んだが、ペロシ氏は「われわれは米軍、彼らの準備を誇りに思っている」と強調。「米軍は現実にわれわれの移動に対する中国の影響力を極小化させた。軍がわれわれに行かないよう話したことは全く記憶にない」と説明した。

また、中国がペロシ氏と家族を制裁対象にしたことについて、同氏は、中国が人権弾圧を続ける香港やチベット、新疆(しんきょう)ウイグル自治区を挙げながら「専制主義は平和的な場所ではない」としたうえで、「われわれが台湾に行ったのは、米国の友情を示し、『中国は台湾を孤立化できない』と話すためだった」と強調した。

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