山の日特集

霊峰富嶽、異彩放つ十景 産経カメラマンが撮り続けた富士山 

新春の陽光が、霊峰・富士(3776メートル)を染め上げる。静岡県富士市から見た自然の造形美は、たけだけしく荘厳で、新しい年を迎えるにふさわしい異彩を放った。

ご来光が霊峰を赤く染め上げる-。静岡県富士市から撮影した富士山 =今年1月1日、午前6時53分撮影
ご来光が霊峰を赤く染め上げる-。静岡県富士市から撮影した富士山 =今年1月1日、午前6時53分撮影

元日の同じ時刻、山梨県側からも撮影した。大菩薩峠付近からみる富士山は、山頂に至る稜線(りょうせん)が美しく、ご来光が雪面にやさしくとけ込んだ。静岡県側とは異なる日本的な美を感じさせる。富士は、見る時間や場所、季節、天候などによってその姿を変え人々を魅了する。

同じ日、山梨県甲州市から撮影した富士山。全く異なる表情をみせた =今年1月1日、午前6時53分撮影
同じ日、山梨県甲州市から撮影した富士山。全く異なる表情をみせた =今年1月1日、午前6時53分撮影

高度5300メートル、空から撮影を試みた。ヘリが高度を上げるにつれ空気が薄くなった。朝焼けの空に映えるいつもの優美な姿が変化していく。霊峰を真上から見下ろす機会はめったにない。葛飾北斎も描きえなかった富嶽の世界だ。

昇る朝日が霊峰と富士五湖を照らし、日本一長い影がのびる。魚眼レンズでとらえた丸い世界は、緑に包まれた地球そのもの =平成15年5月
昇る朝日が霊峰と富士五湖を照らし、日本一長い影がのびる。魚眼レンズでとらえた丸い世界は、緑に包まれた地球そのもの =平成15年5月
午前4時43分、快晴。明け方の富士が少し照れたかのように、ほんのりと赤く染まった =平成25年5月、山梨県笛吹市
午前4時43分、快晴。明け方の富士が少し照れたかのように、ほんのりと赤く染まった =平成25年5月、山梨県笛吹市
夕日に照らされ赤く染まった頂きと、静岡の市街地が不思議なコントラストに =平成30年8月、静岡市駿河区
夕日に照らされ赤く染まった頂きと、静岡の市街地が不思議なコントラストに =平成30年8月、静岡市駿河区

富士山は平成25(2013)年6月22日、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で関連する文化財群とともに世界文化遺産に登録された。

11日の「山の日」を前に、産経新聞紙面では、カメラマンが撮り続けた霊峰を紹介した。

(2022年8月10日付 産経新聞紙面より)
(2022年8月10日付 産経新聞紙面より)

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◇問い合わせ:産経ビジュアル 03・3275・8775(※平日の午前11時~午後6時、「山の日」の11日は電話応対いたします)

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