ウクライナのハルキウから京都に移籍のパウリーニョが抱負「活躍する姿見せたい」

取材に応じる京都のパウリーニョ(左)=11日、京都府城陽市(北川信行撮影)
取材に応じる京都のパウリーニョ(左)=11日、京都府城陽市(北川信行撮影)

ウクライナ・サッカーリーグのメタリスト・ハルキウからJリーグの京都サンガに加入したブラジル人FW、パウリーニョ・ボイア(24)が11日、京都府城陽市の練習場で報道陣の取材に応じ、「ここで結果を出し、京都の順位を上げることに貢献したい。その姿を彼ら(かつてのチームメートをはじめとしたウクライナの人々)に見せることができればと思う」と思いを語った。

2018年に母国の名門サンパウロ入りしたパウリーニョはレンタル先のポルティモネンセ(ポルトガル)やジュベントゥージ(ブラジル)でプレー。21~22年シーズン途中にメタリスト・ハルキウに移籍したが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まったため、チームの合宿先のトルコからブラジルに退避した。

その後、ウクライナとロシアのクラブに所属する外国人選手らの他国クラブへの移籍を一時的に認めた国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置に基づき、アメリカ・ミネイロ(ブラジル)へ。特例措置の期間が来年6月末まで1年間延長になったことに伴い、京都サンガに期限付きで移籍した。

「移籍の準備のために昨年11月にハルキウに行った。(トルコからブラジルに退避したのは)カップ戦に向けてウクライナ入りする直前だった。(ハルキウの街が爆撃にさらされたニュースなどを見て)心を痛めている。他の国でプレーしなくてはならなかったチームメートもいるし、家族を亡くした友達もいる」と振り返ったパウリーニョは「少し前にメタリスト・ハルキウの会長と話したが、(街の様子は)落ち着いてきているとのことだった。彼らのために、祈ることしかできない。自分が日本でできることをしていきたい」と決意を口にした。

練習に取り組む京都のパウリーニョ=11日、京都府城陽市(提供:京都サンガF.C.)
練習に取り組む京都のパウリーニョ=11日、京都府城陽市(提供:京都サンガF.C.)

来日前には、ジュベントゥージ時代に同僚だったガンバ大阪のMFダワンらと情報交換。「Jリーグは競争が激しく、プレーの強度も高いと聞いている。監督の求めている形で、チームに貢献できるようにしたい」とパウリーニョ。ポルティモネンセ時代には中島翔哉や権田修一(清水エスパルス)らとプレーしたという。


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