東芝の最終利益44%増 持ち株売却

東芝の最終利益は前年同期比で44%増えた
東芝の最終利益は前年同期比で44%増えた

東芝が10日発表した令和4年4~6月期連結決算は売上高が前年同期比で1・8%増の7406億円だった。半導体不足や素材・輸送費高騰が響いて営業損益は48億円の赤字(前年同期は145億円の黒字)だったが、関連会社だった3社の持ち株売却などで最終利益は43・9%増の258億円となった。

素材・輸送費高騰が94億円、半導体不足が30億円と営業損益を押し下げ、円安進行による為替影響や値上げで補えなかった。ただ持ち株の売却益が約300億円に達し、半導体大手のキオクシアホールディングスの持ち分法利益も増えたため最終黒字となった。

一方、焦点となっている株式の非公開化を含む経営再建案の選考を巡っては平田政善専務CFO(最高財務責任者)が同日のオンライン記者会見で「鋭意検討し、公正なプロセスを実施している」などと述べ、進捗状況などに関する回答を控えた。選考に関する特別委員会の関連費用は従来の100億円から130億円に増額する見通し。

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