ついに首脳会談へ 「ハットの日」でイエローハットなど3社がコラボ

8月10日の「ハットの日」を記念して、社名に「ハット」を持つ3社の社長による会談が行われた
8月10日の「ハットの日」を記念して、社名に「ハット」を持つ3社の社長による会談が行われた

8月10日は「ハット」の日。そんな語呂合わせから始まったカー用品店「イエローハット」(東京都千代田区)の「ハットの日」キャンペーンが、今年も注目を集めている。社名に「ハット」がつく企業として、昨年までの「ピザハット」に加え、今年からは新たに「リンガーハット」も参戦。強力なタッグが期待されるも、3社の社長による初の「ハット首脳会談」は、コラボを呼び掛けたイエローハットだけハットの意味が違い、微妙な空気が流れる結果に。自虐ネタを交えた一風変わった企業コラボに、SNSの反応も「おもしろい」と好意的だ。

社名のハットの意味を聞かれ、「帽子です」と答えるイエローハットの堀江康生社長に、「小屋です」「小屋です」と畳みかける日本ピザハット(横浜市西区)の中村昭一社長と、リンガーハット(東京都品川区)の佐々野諸延社長。顔を見合わせうなずき合う中村社長と佐々野社長を、微妙な表情で見つめる堀江社長だが、最終的には3人で〝ハット同盟〟を結成する-。

4日からテレビやインターネットで流れているこのキャンペーンCMは、「ハットの日」を記念して行われた3社の首脳会談の模様だ。8月10日が「ハットの日」であること以外に、商品の紹介などの情報はない。

イエローハットが「ハット企業」と初めてコラボを進めたのは令和元年8月。社名に同じ「ハット」の名を持つ「ピザハット」にコラボを持ちかけた。ところが、イエローハットは帽子、ピザハットは小屋、と「ハット」の意味が違うことが発覚し、コラボは未遂に。この反省をもとに、両社は翌年、頭にかぶる小屋のような帽子のようなリバーシブルなコラボグッズを開発し、半ば強引に念願のコラボを実現させた。

3年目となった昨年のハットの日は、両社で異なる「ハット」の意味がほとんど認知されていない現状を憂いて、それぞれの社名の「ハット」の意味を問う「たった1問だけの全国統一ハット模試」を実施。

そして迎えた4年目の今年は、リンガーハットが新たに「ハット企業」の仲間入りをした。カー用品、デリバリーピザ、長崎ちゃんぽん、と扱う商品も業態も異なる3社だが、CM撮影後に3人はにこやかに歓談。「3つのブランドが1つの敷地に集まって出店したい」と話す中村社長に、佐々野社長も「イートインのわれわれ(リンガーハット)と(2社は)バッティングしないので、共同出店は考えていきたい」と前向きに応じた。

最後にイエローハットの堀江社長が「8月10日(のキャンペーン)をずっとやってきたが浸透しないので、リンガーハットさんとピザハットさんにもがんばっていただいて、皆さんに楽しい日だなと思ってもらいたい」と締めくくった。

首脳会談をきっかけに、本当にコラボ出店は実現するのか。「ハット同盟」の今後に注目だ。

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