浪速風

広告塔の責任

屋外広告物法の目的の一つに「公衆に対する危害を防止する」ことがある。看板や広告塔などの構造に不備があれば、倒壊、落下してけが人を出しかねない。同法に基づいて都道府県などが条例を制定し、目を光らせている。場合によっては、行政が取り外して廃棄することも可能だ

▶広告塔になったのではないか―と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体との接点を持っていた政治家に厳しい視線が向けられた。大した付き合いではなかった、団体の素性をよく知らなかった、などと釈明している。が、どうもすっきりしない

▶岸田文雄首相は、自民党所属議員に旧統一教会との関係を「点検」し「適正に見直す」よう指示した。ただ縁を切っておしまい、ではなく、そこから踏み込めないものだろうか。信教の自由は尊重すべきだが「公衆に対する危害を防止する」ことも大切だ。接点があった政治家はぜひ、その方策を考えてもらいたい。

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