ライチョウ初の野生復帰へ 栃木の動物園から駒ケ岳へ出発

ふ化したライチョウのひなと親鳥=7月11日、栃木県那須町(那須どうぶつ王国提供)
ふ化したライチョウのひなと親鳥=7月11日、栃木県那須町(那須どうぶつ王国提供)

栃木県那須町の「那須どうぶつ王国」は10日、同園で飼育していた国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ19羽をのせたヘリコプターが、中央アルプス駒ケ岳に向けて出発したと明らかにした。環境省信越自然環境事務所によると長野市の「茶臼山動物園」の3羽も合わせて、駒ケ岳に移送する。1週間ほどケージ内で環境に慣らした後に放鳥する予定で、飼育した個体の野生復帰は全国初となる。

放鳥により野生の個体数を増やすことで、群れの復活を目指す。ヘリは10日午前、「那須どうぶつ王国」で雌の成鳥3羽とふ化したひな16羽を乗せて出発した。

環境省は令和2年4月に短期計画を策定。つがいのいない野生の雌が温めている無精卵を有精卵に取り換えて抱卵させるなどの取り組みを進めてきた。

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