自民党役員を正式決定 第2次岸田改造内閣、午後発足へ

自民党本部に入る岸田首相=10日午前8時57分、東京・永田町
自民党本部に入る岸田首相=10日午前8時57分、東京・永田町

岸田文雄首相(自民党総裁)は10日午前、党本部で臨時総務会を開き、党の政策責任者である政調会長に萩生田光一経済産業相を充てるなどの党役員人事を正式に決定した。午後には内閣改造を行い、皇居での認証式を経て、第2次岸田改造内閣が発足する。

首相は臨時総務会で「心機一転、気持ちを新たに難局突破、政策断行に邁進したい。日本は、戦後最大級の難局の最中にあり、政治の空白は一刻も許されない」と訴えた。

党役員人事では、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を再任し、総務会長には遠藤利明氏を選対委員長から横滑りさせた。選対委員長には、党内で主要ポストを獲得していなかった「非主流派」から、森山派(近未来政治研究会、7人)の会長を務める森山裕総務会長代行を起用した。

7月の安倍晋三元首相の死去や、自民議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題で党内が動揺する中、非主流派を引き込み、挙党態勢を演出した。

政調会長の萩生田氏は党内最大派閥の安倍派(清和政策研究会、97人)に所属し、安倍氏と近かった。防衛費増額や物価高騰対策を含む予算編成にあたり、党内の意見調整にあたる。

広報本部長には石田真敏元総務相を起用。高木毅国対委員長、梶山弘志幹事長代行、小渕優子組織運動本部長は留任する。

首相は臨時総務会後、臨時閣議を開いて閣僚の辞表をとりまとめる。午後には官邸で公明党の山口那津男代表と会談し、政権運営の安定に向けた自公の協力を改めて確認する。

その後、内閣改造を行う。松野博一官房長官、鈴木俊一財務相、林芳正外相らを再任して政権の骨格を維持。一方で、文部科学相に起用する永岡桂子元文科副大臣ら9人を初入閣させる。

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