吹奏楽OBは楽器なしで応援 日大三

日大三吹奏楽部の応援に手拍子を取るOB会長の田中哲さん(中央)
日大三吹奏楽部の応援に手拍子を取るOB会長の田中哲さん(中央)

夏の甲子園第4日の9日、聖光学院と対戦した日大三(西東京)。一塁側のアルプススタンドでは、大編成の吹奏楽部がグラウンドへ響き渡る応援曲の数々を披露。後輩たちの演奏ぶりを優しいまなざしで見つめていたのは、同校吹奏楽部OB会長の田中哲さん(62)=西東京市=だ。

田中さんによれば、同校の甲子園での吹奏楽による演奏は昭和27年の夏の大会に、内野スタンドで行ったのが始まりだ。田中さんは高校時代、サックスを担当。残念ながら在学中、野球部の甲子園出場はなかったが、卒業後はトランペットで母校の応援に参加してきた。

今夏も西東京大会決勝までは応援に加わったが、甲子園では新型コロナの感染対策で演奏の人数が制限され、OBは楽器を手にしない応援となった。「来年、また来たときに演奏できれば」と田中さんはコロナの収束を心待ちにしていた。

(三浦馨)

会員限定記事会員サービス詳細