無許可盛り土疑い男逮捕 静岡、復旧命令にも従わず

静岡県警本部が入るビル
静岡県警本部が入るビル

静岡県三島市の民有林で、県知事の許可を得ずに1ヘクタール以上の土地に盛り土をした上、知事による復旧命令にも従わなかったなどとして、県警は9日、森林法違反などの疑いで、同市南本町、建築業前田延博容疑者(67)を逮捕した。県警によると、県内外から残土を受け入れ、処分費として少なくとも4千万円の利益を得ていたとみられる。盛り土の量は約3万立方メートルに及んでいた。

同県熱海市の大規模土石流を受け、県や県警は県内各地の違法盛り土を点検しており、今回の逮捕はその一環。

逮捕容疑は平成20年5月~今年6月ごろ、知事の許可を得ないまま三島市沢地にある他人の民有林で1ヘクタール以上の土地に盛り土をしたとしている。また昨年12月、土砂を撤去し、森林に戻すよう求める復旧命令を受けたのに従わなかった疑い。市土砂埋め立て等規制条例が施行された26年7月以降については、市長の許可も得なかったとする同条例違反容疑でも逮捕した。

大規模土石流が発生した熱海市伊豆山では、大部分が盛り土とみられる計約5万6千立方メートルの土砂が崩れ落ちた。

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