浪速風

迫る日本有事

中国人民解放軍の東部戦区が4日、ミサイル発射演習の一場面として「微博(ウェイボ)」に投稿した映像(共同)
中国人民解放軍の東部戦区が4日、ミサイル発射演習の一場面として「微博(ウェイボ)」に投稿した映像(共同)

ペロシ米下院議長の台湾訪問が気に入らないと、中国が11発の弾道ミサイルを東シナ海にぶっ放した。うち5発は日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したが、日本の抗議を中国は門前払いした。「境界が画定していない海だから、日本のEEZは存在しない」のだという

▶これではっきりしたのは「台湾有事は日本有事そのもの」ということである。台湾を侵略しようとする中国軍に、ここは日本の海だの、世界の海だのという区別はない。その上の空も、はては米軍や自衛隊がいる日本の島々も同様だと思った方がいい

▶先月発表された防衛白書は、国民一人当たりの国防費を比較した。米国21万円、ロシア9万円、日本4万円。中国は2万円だが、日本の10倍以上の国民がいる。国防費は単純比較で5倍以上。その上、予算化されていない軍事費も膨大だ。地上発射型弾道ミサイルだけで600基は持つ横暴大国との向き合い方は、今のままでいいはずがない。

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