銚子電鉄「まずい棒」 製造元が非公表だったワケ

「かまたん棒」の袋詰めを手にするニッポーの青木健文社長=千葉県鎌ケ谷市
「かまたん棒」の袋詰めを手にするニッポーの青木健文社長=千葉県鎌ケ谷市

千葉県鎌ケ谷市のキャラクター名をつけたスナック菓子「かまたん棒」が10日、市内限定で発売される。同市丸山の菓子会社「ニッポー」(青木健文社長)が製造した。同県の銚子電鉄の人気商品「まずい棒」と同じ棒状だが、「まずい棒」を製造していたのは実はニッポーだった。同社はそれを伏せてきた。その理由は-。

「きょう取材を受けますよと、銚子電鉄さんには伝えました」。7月28日、鎌ケ谷市商工会館で行われた、〝ふるさと産品〟の新作発表会。「かまたん棒」を紹介した青木社長は原料から味付け、包装に至るまで、ニッポーが「まずい棒」を製造していることを公表した。

青木社長によると、「まずい棒」は平成30年8月から販売を開始し、これまでの製造本数は10種約400万本。同社が既に「もろこし棒」という商品を製造しており、銚子電鉄の竹本勝紀社長から同じ県内の会社ということで依頼があったという。

竹本社長「(銚子電鉄の)経営がまずい、ということで『まずい棒』でやってほしい」

青木社長「うちはお菓子屋なので『まずい』というものは作りたくない。『まずいお菓子を作っている』といわれるじゃないですか。ただ、うちの会社名を載せないのであれば」

発表会の席上で青木社長はこんなやりとりを明かした。その結果、「まずい棒」の袋には、製造者「ニッポー」の名前が入っていない。

「かまたん棒」は鎌ケ谷市商工会の井手勝則会長の依頼で「地元のために」と作ったもので、企業組合「鎌ケ谷ブランド館」が、イオン鎌ケ谷ショッピングセンター1階の店舗で販売する。チーズ味とコーンポタージュ味の2種で、1本35円。味は「まずい棒」と同じだ。

青木社長は「子供が気軽に購入できる商品を考えたとき、低価格の『まずい棒』と同じ棒状のお菓子になった。大人も土産として気軽に配ることができる。鎌ケ谷の企業として、鎌ケ谷を盛り上げ、知っていただきたい」と話している。

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