安倍氏銃撃事件の容疑者母「世間にお詫びしたい」 近く会見意向か

山上徹也容疑者
山上徹也容疑者

安倍晋三元首相(67)が奈良市での参院選の演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)=鑑定留置中=の母親が、「世間の皆さんにおわびしたい」と話していることが9日、親族への取材で分かった。近く記者会見を開くことを検討しているとみられる。

母親は旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)に多額の献金をしており、山上容疑者は「旧統一教会に恨みがあり、つながりがあると考えた安倍氏を狙った」と供述している。

山上容疑者の伯父(77)によると、母親は事件直後から伯父宅に身を寄せていたが、今月7日に「世間の皆さんにおわびしたい」などと告げ、伯父宅を出ていったという。現在、家庭連合の関係者の支援を受けながら、ホテルに滞在しているとみられる。

伯父や捜査関係者によると、母親は旧統一教会に多額の献金を重ねており、山上容疑者は奈良県警の調べに「自分の人生がこうなったのは母親のせいだ」と供述。一方、母親は捜査当局の聴取に「息子が大変な事件を起こした。家庭連合に申し訳ない」という趣旨の話をしている。

家庭連合側は7月11日に開いた記者会見で、母親が現在も信者であることを明らかにしている。

㊤世論誘導狙う計算ずくのテロか、山上容疑者の病理のイメージ
連載:「残響 元首相銃撃1カ月」

安倍氏銃撃事件は発生から1カ月が過ぎた。旧統一教会への信奉が招いた家庭崩壊、SNSに氾濫する武器製造方法、孤立で深めた闇…。なお収まらない事件の残響を追った(全3回)

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