5~11歳「努力義務」 新ワクチン10月半ば開始 厚労省決定

厚生労働省=東京都千代田区
厚生労働省=東京都千代田区

新型コロナウイルスワクチンの3回目以降の追加接種について、厚生労働省は8日、10月半ばにオミクロン株「BA・1」と従来株の両方に対応する2価ワクチンを導入し、従来品から切り替えることを決めた。現在主流の派生型「BA・5」にも一定の効果が見込まれるという。厚労省は2回接種を終えた全員を対象に想定しており、若年層の4回目や高齢者の5回目などで用いられる見通し。

8日のワクチン分科会で了承された。分科会では他に、5~11歳の接種でオミクロン株に対する有効性や安全性のデータが集積したとして、接種への協力を求める「努力義務規定」を適用することも了承。2月に議論された際には適用対象外となっていた。

新ワクチンは、米ファイザーやモデルナが開発中。分科会で厚労省側は「世界で同時に新ワクチンに切り替わる」と説明。承認されれば9月中に輸入を開始し、配送準備などを経て10月半ばから接種が可能とした。厚労省は「ワクチンの総量は十分確保しているが、導入直後の輸入量は製薬会社と調整したい」としている。

出席者からは「重症化予防の観点から、高齢者らは新ワクチンを待たずに接種することが重要」との意見が強調された。

原則5カ月とされる接種の間隔を継続した場合、60歳以上の多くは5回目として12月ごろから新ワクチンでの接種が可能になる。現時点での60歳未満への4回目接種の対象拡大は実施した場合に開始が新ワクチンの導入時期に近づくことなどを踏まえて見送られた。

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