興南にサヨナラ勝ち 「市船soul」甲子園で初演奏

同点に追いついた8回裏の攻撃で「市船soul」を演奏する吹奏楽部の部員たち=8日午後、甲子園球場(星直人撮影)
同点に追いついた8回裏の攻撃で「市船soul」を演奏する吹奏楽部の部員たち=8日午後、甲子園球場(星直人撮影)

千葉県代表の市船橋の応援曲「市船(いちふな)soul」が甲子園で初めて響き渡り、逆転サヨナラ劇に花を添えた。

市船soulは、同校OBで、平成29年に20歳の若さでこの世を去った浅野大義(たいぎ)さんが在学中に作曲。この日はコンクールを控える3年生が参加できなかったことから、1、2年の吹奏楽部員、総勢50人が三塁側の応援席で演奏した。

市船soulは、初回と同点に追いついた八回、そして逆転サヨナラ勝ちを決めた最終回に演奏された。

吹奏楽部の応援リーダーを務めた2年の太田果甫(かほ)さん(16)は「吹奏楽部にとって市船soulは特別な存在。甲子園で演奏できるのは光栄なこと」と喜びを語った。

応援席には浅野さんの母、桂子さん(57)も駆けつけグラウンドで躍動する選手たちに熱い眼差しを送った。

桂子さんは「きっと大喜びしていると思う」と話し、終盤に市船橋が猛攻を見せたときには「もう最高です。感謝しかありません」と涙を浮かべた。(星直人)

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