戦艦「大和」主砲指揮所に地獄を見た(2)戦備なりて2022/8/8 16:00有料プラン記事月刊「丸」あの戦争から今へみんなの反応航走する「大和」。出力15万馬力、最大速力27ノット(時速約50キロ)、速力16ノットでの航続距離は1万3334キロに達した=昭和16年10月30日、高知県の宿毛湾沖(月刊「丸」・昭和53年8月号収載。筆者は戦艦「大和」前部射撃指揮所員)昭和二十年四月一日。この日は、米軍が南方の島々をつぎつぎと占領し、日本軍を各地で壊滅させ、その勢いにのって沖縄本島へ上陸した日である。沖縄に米軍の大部隊が集結し、やがてはここを根拠地となして日本各地に自由自在に空襲するようになるのは、火をみるよりも明らかなことである。結果によっては、日本は絶体絶命におちいってしまうことになる。反応