声優の小林清志さん死去 「ルパン三世」次元大介役

小林清志さん=2019年6月14日(塩浦孝明撮影)
小林清志さん=2019年6月14日(塩浦孝明撮影)

アニメ「ルパン三世」シリーズの次元大介役などで親しまれた声優の小林清志(こばやし・きよし)さんが7月30日、肺炎のため死去した。89歳だった。葬儀・告別式は近親者で行った。お別れの会を後日開催する予定。

昭和8年、東京出身。独特の重みのある渋い声を生かし、声優界の創生期から活躍した。46年に最初のアニメシリーズが始まった「ルパン三世」では、ルパンの右腕として活躍するガンマン・次元役として出演。昨年、後任の大塚明夫さんに交代するまで、50年にわたり次元役を演じ続けた。

このほか、「妖怪人間ベム」のベム役、「巨人の星」のオズマ役などを務めた。洋画では、ジェームズ・コバーンやトミー・リー・ジョーンズらの吹き替えで活躍。ニュースやバラエティー番組のナレーションも多く手掛けた。

「次元はかわいい奴」 小林清志さん、生涯現役の声優人生

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