<独自>内閣「大幅」改造へ 閣僚の半数以上交代 萩生田氏は留任か要職起用

広島市で記者会見する岸田首相=6日午前(代表撮影)
広島市で記者会見する岸田首相=6日午前(代表撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は6日、10日に予定する内閣改造・党役員人事について、閣僚の半数以上を交代させる大幅改造を行う方向で調整に入った。岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長らを交代させる一方、萩生田光一経済産業相は留任もしくは要職で起用する。鈴木俊一財務相の留任も有力視されている。政府・与党関係者が明らかにした。

首相は6日、広島市で行った記者会見で、内閣改造について、「与党とも相談し、来週にも行いたい」と表明した。新型コロナウイルスや物価高への対応、ウクライナ・台湾情勢、防衛力の抜本的強化などの政策課題を列挙したうえで、「新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と述べた。

また、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と閣僚や党所属議員との関係が問題になっていることを踏まえ、「私の内閣では新たに指名する閣僚だけではなく、現閣僚も含め、関係を点検してもらい、結果を明らかにしてもらう。その上で適正な形に見直すことを指示したい」と明言した。「私個人は当該団体と関係はない」とも語った。

昨年の就任直後の組閣や党役員人事では党内の各派閥への配慮が目立った。ただ、7月の参院選の勝利を受け、大幅改造で「岸田カラー」を打ち出し、内外の諸課題に取り組む考えとみられる。

今回の人事では、健康面などを考慮し、岸氏を交代させる方向だ。7月の参院選に立候補せず、参院議員の任期満了後も民間人閣僚として続投させている二之湯氏と金子原二郎農林水産相も交代させる。一方、麻生太郎党副総裁と茂木敏充党幹事長、松野博一官房長官、林芳正外相は残留させて骨格を維持する方針だ。政権の安定を図る狙いがある。

首相は6日夜、公邸で麻生氏と会談した。人事や今後の政権運営をめぐって協議したとみられる。

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