サッカー通信

負傷離脱の宮市とともに戦う横浜M クラブを一つにまとめた不屈の闘志

【横浜M-鹿島】宮市亮を励ます横浜Mサポーター=日産スタジアム(撮影・蔵賢斗)
【横浜M-鹿島】宮市亮を励ます横浜Mサポーター=日産スタジアム(撮影・蔵賢斗)

高校卒業後にJリーグでプレーせず、イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルに見初められるという天賦の才に恵まれながら、両ひざの前十字靭帯断裂をはじめとする数々の故障に苦しめられてきた。再起を期して昨季途中に横浜Mに入団し、爆発的なスピードと得点感覚を取り戻して日本代表にも復帰した矢先の落とし穴。誰もが活躍を願わずにいられない苦労人が再び立ち上がろうとしている姿は、他クラブのサポーターも含めたサッカー関係者の心を揺さぶっている。

全治8カ月-。チームにとって宮市の長期離脱は戦力的に痛い。誰より申し訳なく思っている宮市自身、「これまでの稼働率はプロアスリートとして褒められたものではない。チームに迷惑をかけ、多くの人を失望させてきた」とキャリアを振り返りつつ、復活を願う声を受け「爆泣きしています。この涙が喜びに変わる日が来るよう頑張りたい」と前へ進もうとしている。

絶望に立ち向かおうとする不屈の闘志を目の当たりにした岩田は、「亮くんは復帰を目指す決断をしてくれた。自分たちは待つだけ。いい形でサポートしたい」と全面支援を誓う。宮市と一緒にサポーターの前で優勝シャーレを掲げるため、横浜Mが残りのシーズンを全力で走り抜く。(運動部 奥山次郎)

会員限定記事会員サービス詳細