日大三島、3点先取も逆転負け 悲願の夏1勝は後輩に託す

【第104回全国高校野球 日大三島(静岡)―国学院栃木(栃木)】4回、適時三塁打を放つ日大三島・永野陽大=甲子園球場(撮影・水島啓輔)、
【第104回全国高校野球 日大三島(静岡)―国学院栃木(栃木)】4回、適時三塁打を放つ日大三島・永野陽大=甲子園球場(撮影・水島啓輔)、

第104回全国高校野球選手権大会第1日の6日、33年ぶり2度目出場の県代表・日大三島は開幕戦で国学院栃木(栃木)に3-10の逆転で敗れ、夏の甲子園初勝利はならなかった。日大三島は二回に1点、四回に2点を加えて優勢に試合を展開した。しかし、四回裏、失策絡みで同点とされると、五回に勝ち越しを許し、六回には長短打などを重ねられて4点を追加され、突き放された。

春夏連続出場を果たした日大三島ナインが待ち望んだ、今春の選抜で果たせなかった勝利という「忘れ物」は手にできなかった。

二回、先頭の松永が左中間を破る三塁打で出塁。続く野口が「何とか松永を返したい」と左翼へきっちり犠飛を打ち上げて先制。「狙っていた外角高めの真っすぐ。春の選抜大会ではチャンスで打てなかったのでよかった」と振り返った。

四回にも永野、綱島の連続適時打で2点を追加。主導権を握ったかに見えたが、その裏、痛い守備のミスも重なって同点に。さらに無死満塁の好機を生かしきれなかった五回の裏に勝ち越された。なおも続くピンチで、先発・松永を継投した京井が何とか後続を断ったものの、その後も国学院栃木打線の勢いを止められず、最終的に7点の大差をつけられて敗れた。

「制球が定まらず、浮いた球を完璧に捉えられた。甘い球を見逃してくれなかった」と京井は唇をかんだ。

就任3年目の永田監督は「チーム結成の時に比べて成長した姿を見せてくれた。感慨深い思いです」と選手を評価。それだけに「本来のうちの野球ができなかった」とし「勝たせられなくて申し訳なかった」と無念さをにじませた。

先発メンバーのうち3年は4人のみ。その1人の野口は「自分たちはここで終わったが、1、2年生には頑張ってほしい」と後輩に「忘れ物」への思いを託した。(三浦馨)

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