ウクライナからの穀物輸出、さらに3隻が出航 露・トルコは首脳会談

5日、会談したプーチン大統領(右)とトルコのエルドアン大統領(AP)
5日、会談したプーチン大統領(右)とトルコのエルドアン大統領(AP)

ロシアが侵攻したウクライナで穀物輸出が滞留していた問題で、ロイター通信は5日、新たに貨物船3隻がウクライナの港を出航したと伝えた。3隻は南部オデッサやチョルノモルスクを出発し、アイルランドや英国などに計5万8千トンのトウモロコシを運ぶ。

ウクライナでは1日、穀物を積んだ貨物船の第1便が出航して輸出が再開されており、これで計4隻となる。ロシアとウクライナに加え、仲介役のトルコと国連の4者がトルコ・イスタンブールに設置した「合同調整センター」の担当者が積み荷を検査した後、黒海を出て地中海に向かう。

一方、プーチン露大統領とトルコのエルドアン大統領は5日、露南部ソチで会談した。2人は7月19日、イランで同国のライシ大統領を交えて会談したばかり。ロシアは欧米の対露制裁に同調しないトルコとの関係を重視している。

タス通信によると、プーチン氏はウクライナとともにロシアの穀物輸出の正常化にも尽力したとして、エルドアン氏に謝意を示した。エルドアン氏は露企業がトルコ南部アックユで建設中の原子力発電所など、エネルギー協力についての協議に意欲を示した。

両首脳は会談で軍事技術協力の方策も話し合った可能性がある。ぺスコフ露大統領報道官は会談に先立ち、ロシアとトルコのドローン(無人機)共同生産について協議するかは明らかにしなかったが、トルコがウクライナに供与した無人機はロシアとの戦闘で効果を挙げているとされる。

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