大雨被害、広範囲に拡大 河川氾濫、国道通行止め

大雨の影響で氾濫した滋賀県長浜市の高時川=5日午前10時46分(共同通信社ヘリから)
大雨の影響で氾濫した滋賀県長浜市の高時川=5日午前10時46分(共同通信社ヘリから)

国土交通省は大雨に伴う5日午前までの被害状況をまとめ、9県の45河川で氾濫が起きたと発表した。土砂災害も5県で計12件発生。各地の鉄道施設に被害が出たほか、国が管理する新潟県村上市の国道113号では道路自体が流失して通行止めになるなど、被害は広い範囲に拡大した。

斉藤鉄夫国交相は5日の閣議後記者会見で「被災された皆さまにお見舞い申し上げる。被害の全容把握に努め、災害対応に全力を尽くす」と述べた。

国交省によると、河川の氾濫があったのは青森、秋田、山形、福島、新潟、石川、福井、岐阜、滋賀の9県。このうち新潟県では17河川で水があふれた。山形県の最上川では氾濫が5カ所に増えたほか、石川県の鍋谷川では堤防が決壊した。土砂災害は青森、岩手、福島、新潟各県のほか、富山県でも発生した。

鉄道施設ではこれまでに橋の倒壊が2件あったのに加え、JR津軽線や奥羽線、五能線、花輪線などで新たな被害が確認された。斉藤氏は会見で「復旧までに長期間かかることが想定される」と述べ、代替交通手段の確保に取り組む方針を示した。

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