明治天皇の命日に当たる7月30日、皇居・宮中三殿の皇霊殿で明治天皇例祭の儀が営まれ、天皇陛下と秋篠宮ご夫妻が拝礼された。皇后さまは御所で遙拝(ようはい)し、慎み深く過ごされた。
陛下は8月3日、皇居・宮殿で、新たに就任した尾辻秀久参院議長、長浜博行参院副議長からあいさつを受けられた。陛下はその後、東京都千代田区の国会議事堂を訪れ、国会の開会式に臨まれた。
天皇、皇后両陛下は4日、山本麻里内閣官房孤独・孤立対策担当室長を御所に招き、新型コロナウイルス禍など現在の社会情勢と、社会的弱者をめぐる状況について聞かれた。両陛下はこれまでもコロナ禍で困難な状況にある人や、支援の現状について関係者や専門家から話を聞かれている。
秋篠宮ご夫妻と長男の悠仁さまは7月31日、同区の東京国際フォーラムを訪れ、文化部のインターハイと呼ばれる全国高校総合文化祭(総文祭)の総合開会式に臨席された。
お三方は、大会を記念したピンバッジを胸にご着用。秋篠宮さまは式典のお言葉で、新型コロナ対策を取りながら開催に尽力した関係者をねぎらい、大会が「皆様の心にいつまでも残る素晴らしい夏の一時になること」を願われた。
会場では米国、韓国、フランスの学生らとの交流企画や、東京都内の高校生らによるオリジナルミュージカルの発表もあり、お三方は観客席からさかんに拍手を送られていた。
会場を出る際には、秋篠宮さまは「3つの国と連絡を取り合いながら、1つにまとめていくのはなかなか大変な作業だったと思います」、秋篠宮妃紀子さまも「お会いできてうれしかったです」とそれぞれ生徒に声をかけられた。