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圧巻8バーディーで首位 渋野「自分らしくない」 全英女子第1R

第1ラウンドを6アンダーで終え、インタビューに笑顔で答える渋野日向子=ミュアフィールド・リンクス(共同)
第1ラウンドを6アンダーで終え、インタビューに笑顔で答える渋野日向子=ミュアフィールド・リンクス(共同)

女子ゴルフのメジャー最終戦、AIG全英女子オープンは4日、英北部ガレーンのミュアフィールド・リンクス(パー71)で第1ラウンドが行われ、2019年大会覇者の渋野日向子が8バーディー、2ボギーで6アンダーの65をマークし、単独トップで発進した。2位とは1打差。

山下美夢有が2アンダーの69で10位につけ、畑岡奈紗はイーブンパーで26位。西郷真央、高橋彩華、堀琴音が72で44位、前哨戦のスコットランド・オープンで米ツアー初優勝した古江彩佳と笹生優花は75で86位と出遅れた。

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2位にジェシカ・コルダ(米国)、さらに1打差の3位でガビー・ロペス(メキシコ)ら2人が続いた。

「あれだけの風の中で最後まで振れて良かった」

海沿いのリンクス特有の風や変わりやすい天候の中、渋野が出だしの3連続を含め8バーディーを奪う圧巻のプレーで単独首位に立った。不調だったショット、パットとも安定してスコアを大きく伸ばし「自分らしくない」と自虐的に笑った。

スタート前からの雨で重くなったグリーンにうまく対応し、1番で8メートルのパットを沈めて自信を深めた。5、9、17番と三つのパー5では的確に距離感を合わせてバーディーを重ね「あれだけの風の中で最後まで振れて良かった」と自らのスイングに納得した。

AIG全英女子オープンの第1ラウンド、6番でティーショットを放つ渋野日向子=ミュアフィールド・リンクス(ゲッティ=共同)
AIG全英女子オープンの第1ラウンド、6番でティーショットを放つ渋野日向子=ミュアフィールド・リンクス(ゲッティ=共同)

今季のメジャーでは、第1戦のシェブロン選手権で第2ラウンドを終えて単独首位になり、最終的に4位に入ったが、続く3戦は体調不良による途中棄権や予選落ちが続いた。3年前にシンデレラストーリーを演じた大会で「歴代優勝者としていいプレーがしたい」という思いを力に変え、久々に存在感を示した。(共同)

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