電機大手7社、4~6月期は大幅減益 部材不足や原材料高騰響く

東芝を除く電機大手7社の令和4年4~6月期連結決算が5日、出そろった。新型コロナウイルス禍での中国・上海のロックダウン(都市封鎖)や部材不足、原材料価格の高騰などが響いて日立製作所や三菱電機などは前年同期比で大幅な最終減益となり、NECは4~6月期としては2年ぶりに最終赤字となった。

日立製作所は最終利益が前年同期と比べて69・6%減の371億円だった。上海のロックダウンや半導体不足の影響を受けて自動車部品と家電事業が減益となった。売上高は円安進行による為替影響などにより、8・5%増の2兆5698億円だった。

三菱電機は中国向けの売り上げが落ち、最終利益が前年同期比45・8%減の334億円。部材調達環境は回復基調にあるとし、5年3月期連結決算予想では売上高、最終利益の見通しを据え置いた。ただ、品質不正問題の今後の調査次第では追加の損失が発生する可能性があるとしている。

パナソニックホールディングス(HD)は車載電池などの販売が増えたが、原材料価格の高騰などで最終利益が36・0%減の489億円。NECは携帯電話会社による第5世代(5G)移動通信システムへの投資ペースが想定よりも遅く、基地局の販売が低調だったことなどが響き、138億円の最終赤字(前年同期は2億円の黒字)だった。

ソニーグループは最終増益だったものの、ゲーム事業の営業利益はソフト販売が振るわず305億円減少した。コロナ禍での経済活動再開で外出機会が増えてゲーム市場全体の成長が減速しているとみており、これを踏まえ5年3月期連結決算予想の最終利益の見通しを従来の8300億円から8千億円に引き下げた。

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