エアコン配管、価格高騰の銅からアルミに パナソニックと工業会

素材にアルミニウムを使用した業務用エアコンの配管(パナソニック提供)
素材にアルミニウムを使用した業務用エアコンの配管(パナソニック提供)

パナソニックホールディングスと一般社団法人アルミ配管設備工業会(APEA)は5日、業務用エアコンの配管の素材について、価格高騰が続く銅に替わりアルミニウムを普及させるための規格策定や安全性の検証が完了したと発表した。パナソニックは9月受注分から、業界で初めてアルミ配管による施工にメーカー保証を付与する。

APEAによると、業務用エアコンの冷媒を循環させる配管は長年、銅管が使われてきた。しかし、銅の価格は平成16年から急激に高騰し、現在は当時の約6倍にまで上昇。さらに電気自動車の普及で需要の急増が予測されており、別の素材への転換が急務となっている。

APEAはアルミ配管の普及を目的に30年に設立され、アルミ配管の規格や施工方法などを策定。これに合わせてパナソニックが同年からアルミ配管を使用した業務用エアコンの試験設置を開始した。電気・空調機器を施工・販売する「かんき」(大阪市浪速区)の本社別館には令和元年に2台が設置されたが、不具合なく稼働しているという。

また、APEAは配管の素材を銅からアルミに替えることで、二酸化炭素の排出量を30%、施工にかかる労力を20%削減できるとしている。

APEAの担当者は「カーボンニュートラル(脱炭素)達成のためにはアルミ配管が欠かせない。さらなる普及に努めたい」と話した。

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