被告側が精神鑑定を請求 神戸高2刺殺事件

堤将太さんが刺殺された現場=平成22年8月、神戸市北区(沢野貴信撮影)
堤将太さんが刺殺された現場=神戸市北区(沢野貴信撮影)

神戸市北区で平成22年10月、私立神戸弘陵学園高校2年、堤将太さん=当時(16)=が刺殺された事件で、殺人罪で起訴された愛知県豊山町の被告の男(29)=事件当時(17)=について、被告側が精神鑑定を請求したことが4日、関係者への取材で分かった。裁判所が実施の必要性を検討する。

男が逮捕されてから4日で1年。神戸地検は犯行時の責任能力を調べるため、昨年8月から約5カ月間鑑定留置を行い、今年1月に殺人罪で起訴した。

関係者によると、被告側は6月22日付で再度の鑑定を請求。男は事件直前に医療機関で精神疾患があるとの診断を受けていたといい、公判では責任能力の有無や程度が争点になるとみられる。

事件は10年以上未解決となっていたが、堤さんの衣服から検出されたDNA型が、男のものと一致したことなどから、兵庫県警は殺人容疑で昨年8月4日に男を逮捕した。男はこれまでの調べに「堤さんが女子生徒と一緒にいるところを見て腹が立った」との趣旨の供述をしているという。男と堤さんに面識はなかったとみられる。

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