被爆電車で77年前の壮絶な体験談 広島

「被爆電車」に乗り、増岡清七さん(中央奥)の被爆体験を聞く人ら=4日午前、広島市
「被爆電車」に乗り、増岡清七さん(中央奥)の被爆体験を聞く人ら=4日午前、広島市

被爆から77年の「原爆の日」を6日に迎えるのを前に、広島市で4日、被害を受けながら今も現役で走る「被爆電車」で被爆者から体験を聞く会が開かれた。参加した子供たちが電車に揺られながら77年前の惨状に思いをはせた。

約30人ずつを乗せた広島電鉄の路面電車2両は、原爆ドーム前電停を出発。うち1両には14歳の時に被爆した増岡清七さん(91)が乗り「周りの人の皮膚がぼろきれのようだった。自分も左頰に手を当てると、皮膚が垂れ下がっていた」と、火の海の中を必死に逃げた壮絶な体験を語った。

広島平和教育研究所が主催。新型コロナウイルスの影響で3年ぶり32回目の開催となった。広電によると、被爆電車108両のうち、2両が現役で走っている。

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