G7外相声明、ペロシ訪台「軍事行動の口実にするな」 中国をけん制

台湾総統府で会談に臨む蔡英文総統(右)とペロシ米下院議長=3日、台北(AP)
台湾総統府で会談に臨む蔡英文総統(右)とペロシ米下院議長=3日、台北(AP)

【パリ=三井美奈】先進7カ国(G7)外相は3日、台湾海峡をめぐる声明を発表した。ペロシ米下院議長の訪台を「攻撃的な軍事行動の口実にすることは正当化できない」として、台湾への軍事圧力を強める中国を牽制(けんせい)した。

声明は、中国が台湾周辺での軍事演習実施のほか、台湾への経済制裁など「脅すような行為」を通告したことに懸念を示した。中国の対応は緊張を高め、地域を不安定にする危険があると指摘した。

そのうえで声明は、力による一方的な現状変更は認められないという立場を確認。「一つの中国」政策や台湾をめぐり、G7の基本方針は不変だと主張した。ルール重視の国際秩序、台湾海峡の平和と安定に対するG7の関与を確認し、意思疎通を続けることの重要性を訴えた。

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