9価ワクチン「問題なし」 HPV定期接種化へ議論

厚生労働省(厚労省)が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関(佐藤徳昭撮影)
厚生労働省(厚労省)が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関(佐藤徳昭撮影)

子宮頸がんなどを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)の9種類の遺伝子型に対応した9価ワクチンの定期接種化について、専門家で構成する厚生労働省の小委員会は4日、科学的に問題はないとする結論をまとめた。今後、上位の専門部会などで開始時期や対象などを議論し、実施を正式決定する見通し。

現在は、小学6年から高校1年相当の女子を対象に、2価か4価ワクチンを計3回打つ。小委は、9価ワクチンにより、子宮頸がんの罹患(りかん)率や死亡率のさらなる減少が期待できるとした。委員からは、海外の接種状況を参考に、対象を9~14歳へ引き下げ、2回接種とするべきだとの意見が出た。

定期接種は公費で実施され、対象者は無料で打てる。小委はこの日、4価ワクチンの男性への定期接種化の検討も始めた。HPVは肛門がんなど男性も罹患するがんの原因になり、公的な接種を進めている国がある。

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