台湾与党議員が自民青年局と会談 安倍元首相弔問

自民党青年局との意見交換で答礼挨拶する台湾「亜東国会議員友好協会」の郭国文会長=4日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)
自民党青年局との意見交換で答礼挨拶する台湾「亜東国会議員友好協会」の郭国文会長=4日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

台湾の与党、民主進歩党の立法委員(国会議員に相当)4人が4日、自民党本部を訪問し、党青年局長の小倉将信衆院議員らと会談した。訪日団は会談に先立ち、党本部内に置かれた安倍晋三元首相の遺影の前で記帳し、手を合わせるなどして弔意を示した。

会談では、訪日団代表で台湾の「亜東国会議員友好協会」会長を務める郭国文氏が「台湾の人々は安倍氏の逝去をとても悲しく思っている。安倍氏を自分の家族のように思っているからだ」と話した。

小倉氏はペロシ米下院議長が訪台したことに触れ、「ペロシ氏の訪台に伴って、今後起きうる出来事に対し、自由や民主主義を愛する青年議員として、台湾の友人にこれからもしっかりと寄り添って、やっていかなければならない」と述べた。

台湾側は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加盟実現に向けた協力を求めた上で、当局高官間の交流促進を図る米国の「台湾旅行法」のような法律の制定を提案した。郭氏は「日台関係は友人であり、家族。外交安全保障と経済安全保障を含めると、一層関係を強めることができる」と述べた。

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